スモッキング刺繍は、フランス刺繍とは少し違う技法です。布を均等に絞ってひだを作り、そのひだの上に刺繍を施します。完成すると布が伸縮するため、子ども服やポーチの開口部によく使われます。Birch Blend Lineでは中級者向けワークショップで教えている技法です。

スモッキング刺繍の仕組み

まず布に均等な点を打ち、その点を糸で引き寄せてひだ(プリーツ)を作ります。このひだを「スモック」と呼びます。次に、このひだの上にステッチを施して模様を作ります。ひだが均等でないと模様が崩れるため、最初の点打ちが最も重要な工程です。

よく使うステッチ:ケーブルステッチと蜂の巣絞り

スモッキング刺繍でよく使うステッチの一つがケーブルステッチです。ひだを交互に上下に拾いながら縫い進め、格子状の模様を作ります。蜂の巣絞りは、ひだを2つずつ組み合わせて六角形の模様を作る技法で、Birch Blend Lineのポーチにも使っています。

向いている素材

スモッキング刺繍には、ギンガムチェックのコットンが最も使いやすいです。チェックの格子を点打ちの代わりに使えるため、均等なひだを作りやすいからです。リネンでも作れますが、目が粗すぎると点打ちが難しくなります。初心者には2〜3mmのギンガムチェックをおすすめしています。

Birch Blend Lineでの教え方

中級者向けワークショップでは、まず10cm四方のサンプル布でひだの作り方を練習します。その後、実際のポーチ制作に入ります。3時間のクラスで、ポーチの前面部分のスモッキングを完成させることを目標にしています。

スモッキング刺繍は最初の点打ちさえ丁寧にできれば、あとは比較的規則的な作業です。フランス刺繍の基本ステッチを少し経験した方なら、中級クラスで十分に取り組めます。