リネンブローチ(野の花)
岡山「布商 西田」のナチュラルリネンに、DMC25番糸でフランス刺繍を施したブローチ。ラベンダーとカモミールをモチーフに、サテンステッチとフレンチノットを組み合わせています。裏面は革製のピン台座を手縫いで取り付けています。
Birch Blend Lineは、東京・中目黒を拠点とするフランス刺繍の工房です。リネンと和晒しを主な素材に、オーダー刺繍からワークショップまで手がけています。
岡山「布商 西田」のナチュラルリネンに、DMC25番糸でフランス刺繍を施したブローチ。ラベンダーとカモミールをモチーフに、サテンステッチとフレンチノットを組み合わせています。裏面は革製のピン台座を手縫いで取り付けています。
奈良の老舗メーカーから仕入れた和晒し生地に、アルファベットのイニシャルと小花を刺繍したハンカチ。糸はアンカーの白とオフホワイトを使い、シャドーワークで立体感を出しています。結婚祝いや出産祝いのギフトとして注文いただくことが多い一品です。
30×30cmのリネンに、アカゲラとシジュウカラをモチーフにした刺繍を施した額装作品。羽の質感を出すためにロングアンドショートステッチを細かく重ね、制作に約5週間かかりました。フレームは中目黒の額縁店「木工 橋本」に特注したウォールナット材です。
コットンギンガムチェックにスモッキング刺繍を施した、マチ付きのポーチです。蜂の巣絞りとケーブルステッチを組み合わせ、開口部にはリネンのタブを付けています。内布はコットンの無地で、ファスナーは真鍮製を使用しています。
Birch Blend Lineは、2017年の秋に黒の小さなアトリエで始めた刺繍工房です。もともとは京都の「糸屋 橘」で染織を学んでいましたが、ロンドン留学中に出会ったフランス刺繍の図案集に影響を受け、針と糸だけで完結する仕事の面白さに気づきました。帰国後、当時勤めていた染色会社を辞め、貯金と中古のフレームと段ボール箱いくつかで工房を立ち上げました。最初の半年は、知人へのプレゼント用の小さなブローチを作るだけで精一杯でした。
2019年ごろから、中目黒のセレクトショップ数軒に作品を置いてもらえるようになり、少しずつ口コミで注文が増えました。転機になったのは、2020年の春です。外出が難しくなった時期に、オンラインでのワークショップを試みたところ、北海道から沖縄まで、普段なら来られない方々とつながることができました。その経験から、対面のクラスにこだわりすぎていた自分の考えが少し変わりました。今でもオンラインクラスは月1回続けています。
刺繍を始めようとして、まず戸惑うのがステッチの種類の多さです。検索すると数十種類が出てきますが、実際のところ、フランス刺繍の作品の大半は5〜6種類のステッチで作られています。最初から全部覚えようとしなくて大丈夫です。
続きを読む →刺繍の仕上がりは、糸と同じくらい布の選択に左右されます。リネンは刺繍素材として優れていますが、一口にリネンといっても目の粗さや漂白の有無、厚みによって使い勝手がかなり違います。Birch Blend Lineでは岡山の「布商 西田」から仕入れたリネンを主に使っていますが、その選び方の基準をここで共有します。
続きを読む →スモッキング刺繍は、フランス刺繍とは少し違う技法です。布を均等に絞ってひだを作り、そのひだの上に刺繍を施します。完成すると布が伸縮するため、子ども服やポーチの開口部によく使われます。Birch Blend Lineでは中級者向けワークショップで教えている技法です。
続きを読む →リネンは岡山の「布商 西田」から、和晒しは奈良の老舗メーカーから直接仕入れています。糸はDMCとアンカーを中心に、色番まで指定して取り寄せます。
既製の図案は使いません。お客様との打ち合わせをもとに、鉛筆でスケッチし、トレーシングペーパーに写してから布に転写します。同じ図案は二度作りません。
小さなブローチで2週間、額装作品で4〜6週間が目安です。急ぎの依頼はお断りすることがあります。それよりも、丁寧に仕上げることを優先しています。
一回のクラスは最大4名。中目黒のアトリエで月2回開催しています。初心者の方が多いので、針の持ち方から始めます。
武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科を2012年に卒業後、京都の染織工房「糸屋 橘」で3年間、手刺繍と型染めの基礎を学んだ。その後、ロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートに短期留学し、テキスタイル・デザインの現代的な文脈に触れる。帰国後、東京・中目黒の小さなアトリエで独立し、2017年にBirch Blend Lineを立ち上げた。フランス刺繍とスモッキング刺繍を軸に、リネンや和晒しを素材として使うことが多い。休日は近所の古本市を巡り、昭和の手芸本を集めている。英語と日本語で仕事をする。